整体とは正にその名前が示す通り「体を整える」事です。我々人間は日常の社会生活の中で腰や背骨に負担のかかる「不自然な姿勢」を取る事が少なくありません。不自然な姿勢を取るという事は当然負担が体にかかり、筋肉に緊張が走ります。その不自然な姿勢が継続的なものになると当然、筋肉の緊張も持続し、疲れ果てた筋肉は疲労で働きが鈍くなります。そうすると他の筋肉で代替機能を得ようとするのですが、代替筋肉の負担は当然大きくなります。そして代替筋肉もまた疲労してくると骨格へと影響が出始め。。。と体のバランスが徐々に歪んでくるのです。その結果、体からのシグナルとして痺れや痛みなどが発症してくるのです。整体では指圧・マッサージなどを通して疲弊した筋肉の緊張を揉みほぐし、ずれてしまった骨盤、背骨・腰などの歪みを取り除き、体の各部の働きを本来の在るべき姿に取り戻すのが目的です。筋肉と関節の両面からの施術によって体に発症していたシグナルを鎮め、健康を取り戻します。
「整体」という言葉は日本のオリジナル言語です。いわば和製英語みたいなものでしょうか。 整体の源流といえる手技療法は中国の「椎拿」と呼ばれる手技でもう2000年近くの歴史を誇る ものです。そしてもう1つは日本古来の古武道です。正確な歴史の検証は不明ですが、椎拿が 中国から日本へと渡り、そして日本古来の「古武道」の手技と融合し、更には西洋から 伝わってきたオステオパシーの影響を受け、日本式の新しい手技療法として「整体」の学問体系が 確立されたと考えられています。オステオパシーはアメリカで19世紀後半に生まれていますので、 「整体」は長くても歴史にて約200年くらいかと考えられます。
整体の特徴は西洋医学のような医薬品による免疫力の回復促進といった方法ではなく、 あくまで人体の持つ「自然治癒力」に着目して施術を行います。つまり、体に起こる 変調はウィルスなどの外的要因ではなく、あくまで身体的な因果関係が大きく関与 しているという立位置です。「整体」という言葉が示すように、整体が取り組むもの は「体」を「整える」ということ。体全体のずれてしまった骨格や筋肉を元の姿へと 戻し、体に回復力を取り戻させます。概念的にはカイロプラクティックや鍼灸と 同じものといえるのではないでしょうか。東洋医学の根幹は「人が本来持っている 自然治癒力を取り戻し、健康に導く」という表現がどれも当てはまります。当然ながら、 整体もまた「手」による手技療法ですので後遺症や副作用といったものに悩まされる 心配もありません。
「手」を使い、体の「骨格」や「筋肉」のズレ・歪みを矯正し、人が本来備えている「自然治癒力」 を回復させ、体を健康へと導く。これだけ見ているとカイロプラクティックと整体は 同じものに見えてきます。管理人の経験則としての個人的な意見ですが、この2つの「言葉の定義」 に差は無いと思います。どういうことか。整体であってもカイロプラクティックであっても その施術をする先生の考え方一つでどちらの領域にも容易に入り込みますし、むしろ融合してしまう 場合もあるからです。
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